【実践は自己責任で】Andorid版「太鼓の達人+」ボイス・SE&BGMの抽出方法
今回は最新のバージョン3.0.0でやっています。
アプリはGoogle PlayストアからインストールしたものでもAPKPureなどのサイトからダウンロードしたものでも構いません。
前半ではAPKの準備に関して、後半では本題である抽出の方法を解説していきます。
※この記事は自己満足のために方法を解説したもので違法行為を助長するものではありません。というかあまり真似しないでくれ。
APKファイルの準備
方法としては2通りあります。
・スマートフォン、タブレットなどの端末でPlayストアからインストールし、Novaランチャーやファイルマネジャー+のバックアップ機能などで抽出する
・PCでAPKPure、APKComboなどのサイトからダウンロードする
下のやり方の場合、APKファイルの中にウイルスが仕込まれていて……なんてことにもなりかねないのでやる場合は自己責任でお願いします。
端末からのAPK抽出
1.Novaランチャー
Novaランチャーの機能に「APKを保存」というものがあるのでそちらを使用。(画像の青丸部分)
アプリを長押ししたときに表示されない場合はランチャーの設定から「外観と操作感」→「ポップアップメニューのスタイル」で「APKを保存」の項目にチェックを入れると使えるようになります。
「APKを保存」を選択した後はAndoroid標準のファイルアプリが開くので適当な場所に保存。
2.ファイルマネジャー+
続いてファイルマネジャー+を使った保存方法です。
ファイルマネジャーアプリを開き、アンドロイドくんマークの「アプリ」項目を開きます。
スクロールしていくと目当てのアプリがあるのでそれを長押し。
すると「バックアップ」がでてくるのでそれを押します。(画像下部の一番左の青丸部分)
バックアップが開始し、十数秒程度で完了します。
バックアップされたアプリは以下のディレクトリに保存されます。
storage/emulated/0/backups/apps
1、2 いずれもAPKを保存した後はクラウドアプリやUSB接続でPCにコピーまたは移動させておいてください。
移動させる前にジャンクファイルを削除するクリーナーアプリを使うと APKファイルも削除されれしまう のでお気をつけください。
PCでのAPKダウンロード
※APKダウンロード時の問題は自己責任でお願いします
端末から送ったりするのがめんどくさいよ~って人のための解説です。
まずググるなりヤフるなりしてAPKのダウンロードサイトを開いてください。
個人的にはAPKPureをよく使わせてもらいますが今回はAPKPureだと Get on Google Play (Playストア行って来いや) と言われてしまう……
というわけで検索したら一番上にでてきたAPKConboからダウンロードします。
シバシマタレヨ
はい、完了。
この後は解析作業になります。
解析データは自己満足のために使ってください。中には解析行為や、解析を行う人自体を嫌悪する人もいるのです。
APKファイルの解凍
<エクスプローラー標準機能で展開する場合>
ファイル名の拡張子を[.apk]から[.zip]に変更し、右クリックでメニューから「すべて展開(T)…」を選択。
そしたらいつものやつがでてくるので解凍(解凍場所はわかるところならどこでも可)
<7-Zipを使う場合>
APKを選択して右クリック、メニューから「展開」か「"(展開先のフォルダ名)"に展開」で解凍します。
他のソフトでも同じように解凍できます。(ま、.zipにしちゃえばよっぽどできます)
acb(awb)ファイルの変換
解凍が終わったらいよいよ音声の抽出です。
音声ファイル自体は /assets/Cri の階層にあるはずの[.acb]形式のファイルたちですが、このままじゃふつ~に聞くことはできません。
そこでソフトなどを使って[.wav]形式に変換したいと思います!
【2022/06/10 追記】
下記で紹介したソフトでは変換するためにはアプリのHAC鍵(Key)が必要なのを失念していたため鍵無しで変換できる別ソフトをここで紹介します。
これは DereTore toolkit というもので、deretore-toolkit-v0.8.1.176-alpha-b176\Release 内の acb2wavs.exe にacbファイルをD&Dすることでファイルを展開&wav変換してくれるソフトです。
注意してほしいのは複数のファイルを一気に変換することはできないってことですね。あとはCriToolsとほぼ変わりません。
なお、変換したwavファイルは変換前のファイルと同じ階層に出力される _acb_(元ファイル名).acb フォルダ内の「internal」というフォルダに「dat_000000.wav」のようなファイル名で保存されます。
〈以下 過去の掲載内容〉
今回使うのはこちらの「CriTools」の中の「acb2wavs.bat」というものです。実行すると[.acb]を[.wav]に変換してくれる優れものです。(ボクの場合このソフトでのみ変換に成功し、何故かAcbDecrypterやlibcgssだとうまく変換できませんでした。)
それは置いといて、リンクを開いたら《Code》という緑色のボタンをクリックし、『Download ZIP』をクリックしてファイルをダウンロードします。
解凍したらなんか色々でてきますがその中で今回使うのは「acb2wavs.bat」です。
新しいウインドウでAPKの方を開き、さっきの[.acb]のファイルたちを(バッチファイル開いてからディレクトリ指定だと面倒なので) D&Dします!
するとコマンドプロンプトが開き、
Please input key and press Enter:
と表示されます。もちろんEnter。
Enterを押すと次々に
Parsing ◯◯◯.acb...
︙
Extracting ◯◯◯.acb...
︙
Writing △△△_1.wav...
︙
FINISH!
続行するには何かキーを押してください . . .
と表示されるので適当なキーを押します。
そしたらプロンプトが閉じまして、[.acb]ファイルのあった場所を見ると もともとのファイル名(拡張子を含まない)のフォルダが生成され、その中に[.wav]形式の音声ファイルが生成されているはず。WindowsMediaPlayerなりAudacityなりでうまく再生できれば変換成功です!
どうでもいいですが、APKを解凍したときに同じディレクトリにある[.acf]というファイルはUnityアプリで音声を再生するための設定や分類が記録されているファイルだそうです。それから[.awb]ファイルは[.acb]同様の音声ファイルで、これに関しては「acb2wavs.bat」と同じディレクトリにある「awb2wavs.bat」で変換できます。
終わりに
今回の記事、参考になりましたでしょうか。
この方法はほかのアプリでも応用が効くことが多いので使いやすいです。
しつこく言いますが、世の中の何にでも嫌悪感や偏見を持つ人はいるのです。解析は各々の自己責任で、自己満足のために行ってほしいです。
また、この記事は犯罪行為を助長するものではありません。できたら真似しないでほしいです。APKのダウンロードも無料アプリではなく有料アプリやMODAPK(Pro版・Prime版などの機能をアンロックしたもの)などになると違法行為となります。
これからも備忘録代わりにアプリやゲームの解析方法も紹介していけたらなと思っています。ご覧頂きありがとうございました。